芸能界が舞台となっている「推しの子」は、芸能界の煌びやかな面ばかりでなく、闇の部分にも切り込んでいる斬新な作品。
サスペンス要素もあり、伏線や謎が張り巡らされたスリリングな展開に、先が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、推しの子のあらすじネタバレ考察!父親の正体と犯人についてご紹介します。
【推しの子】の魅力と見どころ3つ
ポイント1.芸能界の「闇」に切り込んだダークな作品
物語の主軸は、主人公が芸能界の闇に立ち向かっていくことになるという点です。作品がアイドルの仕事や芸能界を舞台にしているため、「お仕事アニメ」的な業界の裏を知ることができるのも魅力の一つです。
本作は、独創的な設定や予想外の展開で話題になっています。作者は、それぞれに個性的な作風を持つ作家がコラボレーションしたものですが、その個性がうまく調和して、「彼らならではの世界観を作り上げている」と評価されています。
ポイント2.リゼロのエミリア役でお馴染みの「高橋李依さん」がアイを演じる
また、高橋李依さんがアイを演じ、大塚剛央さんと伊駒ゆりえさんがそれぞれキャラクターを演じています。
高橋李依は、埼玉県出身の声優であり、誕生日は2月27日です。彼女は81プロデュースに所属しており、現在、人気実力ともに兼ね備えた声優として注目されています。彼女は、朝日奈みらい/キュアミラクル役で出演した「魔法つかいプリキュア!」、エミリア役で出演した「Re:ゼロから始める異世界生活」、高木さん役で出演した「からかい上手の高木さん」などで知られています。
ポイント3.YOASOBIがこれまでとは違った歌うダークなOP「アイドル」を歌う
さらに、YOASOBIによるオープニングテーマ「アイドル」も必聴で、明るくキャッチーなメロディに対して、アイドルシーンの闇を描いたようなダウナー系のラップが入っています。
YOASOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる、小説を音楽にするユニットです。彼らは、ソニーミュージックが運営する小説&イラスト投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説を音楽にするプロジェクトから誕生しました。以降、同サイトに限らず様々な小説やタイアップで新たに書き下ろされた小説などから楽曲を発表しています。
【推しの子】の登場人物と相関図
「推しの子」に登場する主人公やキャラの背景に迫ると、まずは本作の主人公であるアクアに注目してみましょう。
主人公アクア(星野 愛久愛海)
アクアこと星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)は、転生前に宮崎県中山間地域の産婦人科医・雨宮吾郎として働いていました。入院患者の「さりな」から影響を受け、アイドル「B小町」の星野アイのファンになりましたが、彼女が出産する際にストーカーに襲われてしまい、アクアは医師として出産を見守りながらも命を落としてしまいます。
しかしその後、アイの双子の子供として転生し、幼児まで成長した頃に苺プロダクションの子役としてデビューします。前世の記憶を有しているため、赤子の段階で会話ができます。演技力は平凡ですが、コミュニケーション能力の高さや頭の回転の早さを演技に活かし、国立医大にも合格するほど頭脳明晰な人物です。
双子の妹ルビー(星野 瑠美衣)
次に、アクアの双子の妹である星野 瑠美衣(ほしの るびい)についてです。彼女は前世の名前が天童寺さりなで、アイドルオタクとして活動していました。しかし、アイの出産の4年前に退形成性星細胞腫により12歳で亡くなってしまいます。
アクアとは異なり、ルビーは左目に星マークが入っており、また赤子の段階でも会話ができるようになっています。オタク気質は転生前と変わらず、その性格で兄をドン引きさせることもありますが、天性の演技力の持ち主でもあります。アイのスキャンダルを売ろうとしたミヤコに対して、「神」を演じて脅して従わせたこともあります。
星野アイ
アイは常に明るくポジティブで、双子出産後すぐにアイドルに復帰するバイタリティの持ち主。物語は、アイを死に至らしめた犯人に復讐するという流れで進んでいきます。
星野アイは、母子家庭で育った経験から「人を愛した記憶も愛された記憶もない」と考えています。そのため、最初はスカウトを断っていましたが、アイドルになることで「皆愛してる」と言えるようになりたいという願いを抱いていました。
カミキヒカル
アクアとルビーの父親であり、アイの殺害を指示した犯人。
アクアそっくりの容姿で、遠目からルビーを見つめていたこともあります。アクアの父親になったのが、中学生。その3つ上に腹違いの兄・姫川大輝が誕生していることから、かなり複雑な過去を持っていることが判明します。
ファンの間では「こうなってしまったのも頷ける…」というコメントもあります。
アクアたちが演じる「15年の嘘」のスポンサーでもあり、どのような展開を見せるのかが、楽しみです。
【推しの子】の伏線と考察
「【推しの子】の伏線と考察」について、興味深い記事を見つけました。この作品は、死んだ青年がアイドルの子供に転生するというストーリーで、ファンタジーとサスペンスの要素が混ざっています。タイトルや目の星、謎の少女など、気になる伏線がたくさんありますね。ここでは、それらについて詳しく解説してみたいと思います。
【推しの子】の伏線と考察
タイトルロゴの【】
タイトルロゴに使われている隅付き括弧(【】)は、ただの飾りではなく、重要な意味を持っています。
原作者の赤坂先生はインタビューで、「意図的に二重にしていて、作中の演出で使用するプランはあります」と語っています。
どういう演出なのかはまだ明かされていませんが、一説では、主人公とその妹が転生したアイドルの子供であることを示すものだと言われています。つまり、【】は「推し」を表す記号であり、【】は二重線になっていることから、二重人格や二重生活などのテーマも関係している可能性があります。
目の星の色
『【推しの子】』では、登場人物の目に星が現れることがあります。これは、カリスマ性や感情の強さを表すものだと考えられています。例えば、アイやあかねは常に目に星がありますが、彼女たちはアイドルとして高い魅力を持っていますし、自分の信念や目標に向かって情熱的に行動しています。
一方、アクアやルビーは目に星が現れたり消えたりしますが、彼らは復讐心や憎しみなどの感情が揺れ動いていますし、その時々でカリスマ性も変わっています。また、目の星の色も重要なポイントです。黒い星は転生者であることを示すものだと言われていますが、それだけではなく、暗い感情や秘密を隠していることも表しているかもしれません。
謎の少女
物語にオカルト的な雰囲気を与えているのが、謎の少女です。彼女はカラスを操ったり、アクアやルビーの過去や未来を知ったりする不思議な力を持っています。彼女は何者なのでしょうか?
一説では、彼女はアイドル界の神様であり、「推し」を守るために現れた存在だと言われています。別の説では、彼女はアクアやルビーと同じく転生者であり、前世では雨宮吾郎やアイと関係があった人物だと言われています。彼女は何を目的としているのか?彼女は主人公たちに味方なのか敵なのか?彼女に関する伏線はまだまだ解明されていません。
【推しの子】の人気と反響
「推しの子 原作」は、芸能界の華やかな面とシビアな面を描いた作品で、斬新な設定や予測不能な展開が特徴的です。
この作品は、個性的な作風を持つ2人の作家がタッグを組んでいるため、独自の世界観をうまく創り上げていると評されています。この作品は、2020年7月から9月にかけて発売された第1巻が同期間で日本で最も売れた作品となり、2023年3月時点で500万部以上の累計部数を突破しています。
また、「第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」では3位、「次にくるマンガ大賞 2021」ではコミックス部門1位を受賞するなど、高い評価を得ています。
まとめ
【推しの子】は、伏線が多く、読者を惹きつける作品です。
タイトルロゴの【】は、演出上の意味があることが原作者から明かされており、今後の展開に期待が高まります。目の星は、キャラクターの感情や転生者であることを表していると考えられます。謎の少女は、アイやアクアたちの過去や未来に関わる重要な存在である可能性があります。
推しの子の伏線を回収するためにも、次回のアニメ化が楽しみですね!