『エヴァンゲリオン』の劇場版「破」で登場したマリ・イラストリアスは、主人公・碇シンジの幼馴染のひとりでもあり、彼女が好意を寄せるのは碇シンジの父親・碇ゲンドウ。本編には描かれなかった彼らの過去が描かれ、ゲンドウとマリの関係性についても明かされています。
マリ・イラストリアスとは?
マリ・イラストリアスは、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する謎めいた少女キャラクターです。
彼女は、ゲンドウ・イクスカリバーの同級生であり、後にネルフに入隊し、エヴァンゲリオンのパイロットとなります。マリは、黒髪に茶色の瞳を持ち、機転が利く賢明で冷静な性格をしています。一方で、時折強気な一面も見せることがあります。彼女は、エヴァンゲリオンを操縦するために必要な特殊な適性を持っており、その才能を発揮して使徒との戦いに挑みます。
シン・エヴァンゲリオンの映画版では、駅に佇むシンジと共に走り出し、ファンの間では「シンジの彼女」として認識されています。
ゲンドウとマリの出会い
『エヴァンゲリオン』の登場人物、碇ゲンドウとマリ・イラストリアスは、学生時代に出会っています。
ゲンドウが転校してきた学校で、マリは彼の同級生でした。マリは、容姿端麗で成績優秀、スポーツ万能な人気者でしたが、ゲンドウは引っ込み思案な性格で、クラスでも浮いた存在でした。しかし、ある日、マリがクラスでゲンドウに声をかけたことがきっかけで、2人は親しくなっていきます。マリは、ゲンドウを明るく励まし、彼を支える存在となりました。
しかし、彼女がゲンドウに好意を寄せるようになったことがきっかけで、2人の関係には変化が訪れます。
ゲンドウがマリに対して抱いた好意とは?
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する、主人公・碇ゲンドウの同級生であり、パイロットでもあるマリ・イラストリアス。彼女とゲンドウの関係については謎が多いですが、第21話でゲンドウが語る回想シーンにて、彼がマリに対して抱いた好意が示唆されます。
回想シーンでは、ゲンドウとマリが同じ大学の学生時代に出会い、意気投合して親密な関係になっていたことが明かされます。ゲンドウはマリに対して、自分が持っているものを全て捧げることができるという思いを抱いていたようです。そのため、マリがゲンドウにとって、特別な存在だったことがうかがえます。
しかしその後、ゲンドウはナーバスに参加するために大学を中退し、マリとの関係も終わりを迎えます。ゲンドウがマリに対して抱いた好意は、彼女に捧げた言葉や態度からも伺えますが、その真相については謎が残されています。
マリ・イラストリアスが物語に与える影響とは?
マリ・イラストリアスは、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する謎めいた人物であり、物語に大きな影響を与えています。彼女の過去や背景は作中で明らかにされていませんが、若年時代のゲンドウの回想シーンにて、彼女はユイや冬月と共に登場します。マリは、ゲンドウを「ゲンドウ君」、冬月を「冬月先生」、ユイを「ユイさん」と呼びます。また、冬月と対面した際には、「イスカリオテのマリア」と呼ばれ、彼女自身も「久々に聞いた」と応じています。
マリは、物語の中でシンジやアスカにも関わりを持ち、彼らに対して明るく前向きな性格で接しています。声を演じた坂本真綾は、マリについて、「ひたすらポジティブに、悲壮感が出ないように心がけた」と話しています。また、彼女は「男でも女でも年上でも年下でもない感じ」であり、「人間がすごく好きなのだと感じます」と語っています。
マリは、物語に多大な影響を与える重要な人物であり、彼女の正体や目的については作中で明らかにされていません。しかし、彼女が持つ明るく前向きな性格は、物語の中で登場する他のキャラクターたちにも多大な影響を与え、物語の深みを増しています。
まとめ
アニメ『エヴァンゲリオン』に登場するマリ・イラストリアスと、主人公である碇ゲンドウの関係について、彼女が物語に与える影響について紹介しました。
マリの過去や背景は作中で明かされておらず、彼女とゲンドウの関係も抽象的に描かれていますが、彼女が登場する回想シーンはゲンドウの人物像やストーリーの謎を解き明かす鍵となっています。また、マリが物語に与える影響は、彼女のポジティブな性格や人間愛によって、他のキャラクターたちにも影響を与えることが示唆されています。