Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)に登場するメイドキャラのラム。
鬼族のレムの双子の片割れで、ツノを無くしてからはロズワール邸でメイドとして働いています。もし、そんな彼女にツノがあった場合、強さはどのくらいになるのでしょうか。
この記事では、ラムの強さについて原作者のコメントを元に紹介していきます。
ラムの能力についておさらい
鬼族としてのラム
まずは、鬼族としてのラムがどれだけハイスペックなのか、おさらいしましょう。
ラムは戦闘において風属性の魔法を得意とし、過去には圧倒的な破壊力を誇っていました。かつては、その力で一帯を嵐のように吹き飛ばすことができたほど。
さらに、ラムは鬼族特有の「千里眼」という能力を持っており、これは彼女だけが使える特殊な力です。千里眼とは、ラムと波長が合う生物と視界を共有できる能力で、これを利用して遠くの出来事を把握することが可能です。
しかし、この能力には限界があり、相手が見ていないものは見えず、さらに、使用中はラム自身が無防備になってしまうという大きなリスクも伴います。
メイドとしての弱体化ラム
彼女の角が折れてしまったことで、魔力が著しく減少し、戦闘力も大幅に落ちてしまいました。その結果、長期的な戦闘が難しくなり、以前のような圧倒的な力を発揮することはできなくなっています。
とはいえ、現在でもフーラという技を使い、人や動物を簡単に真っ二つにするほどの威力は残されています。
作者曰く、ツノがないラムは生きているだけで身体中に負荷がかかっている状況とのことなので、戦うさえも命がけの状況。
また、ラムは毎夜ロズワールにマナを注いでもらっていますが、この「治療行為」がなければ衰えていくだけの肉体となっているようです。
ラムの鬼化した強さレベル
鬼化ラムの強さレベルはキャラNO.2!
ラムの強さは、ツノありとツノなしで強さが大分変わりますが、原作者の長月達平曰く「ラインハルトの下」くらいの強さだそう。
全盛期ラムって、単純戦力としてはリゼロキャラのどの辺りにいるのでしょうか。
ラインハルトの下につけてます。つっても、角がない以上は妄想設定に過ぎませんが。
鬼化ラムの魔法レベルはランク外
ただし、魔法攻撃力いうと、ラムはランク外だそうです。
リゼロの既出キャラの中で、魔法攻撃カトップ5を教えてください。
ロズワール>覚醒エミリア>エキドナ>全力ベアトリス>フォルトナってところでしょうか。
また、やマナ量においてもランクに入っていません。
今までに登場したキャラクターで、保持できるマナの量上位10名あげるなら誰ですか?
エミリア、ロズワール、エキドナ、テュフォン、カーミラ、ダフネ、フェリス、プリシラ、ミミあたりが多いです。
ラムは純粋に打撃力などで上位にくる感じですかね。怖いですねw
ラムが鬼化した時の強さは、ロズワール・大罪司教超え!
では、鬼化したラムを目の前にすると、他のキャラはどうなってしまうのでしょうか。
鬼化ラムVSガーフィール
地面を削り、吶喊を潰された巨獣は身をひねり、自分を翻弄する少女を手足を振り乱して砕こうとするが、まるで風に踊る木の葉のように振舞うラムの体は、猛獣の動きを嘲笑うように回避し、次々と体毛の薄い場所へと鋭い一撃を突き込んでいく。
喉に踵が。脇腹に貫手が。足の甲を拳が打ち抜き、空いた顔面に蹴りが直撃する。
猛獣の存在を圧倒的な近接戦闘力で打倒する姿は、まるで絵物語を見るような非現実さでオットーの心を捉えていた。
4章の聖域内でのガーフィール戦。
獣化したガーフィールを近接戦で圧倒しています。体力が保たずラムが負けてしまいますが、数秒の対峙でもガーフィールは満身創痍になってしまいました。
ラムの予測では、もっと簡単にガーフを気絶させられる予定だったそうですが、思いの外ガーフが耐えたことで「強くなったのね」とぼやいています。
鬼化ラムVSロズワール
ロズワールがラムの姿に気付き、目を見開くのよりもラムの動きは速い。伸ばした腕がロズワールの胴体に伸び、胸あたりに掌が当てられることにロズワールが息を呑む。
鬼化――ラムの身体能力の促進は、それ以外にありえない。
今のラムの膂力は、一瞬とはいえ人体の限界を超えたものだ。胸骨が砕け散り、内臓が弾かれる可能性にロズワールは自分の判断ミスを自覚しただろう。
4章の聖域内でのロズワール戦。
鬼化したラムを目の前にしたロズワール。彼は聖域の結界により弱体化していたとは言え、ラムと対峙した際には、自分が倒されることを覚悟した様子です。
ラムのパンチにより、ロズワールの体が粉々になってしまうことを想像してしまうほど。
ただ、この時の鬼化はわずか数秒。しかも、この数秒で生命の限界を超えています。この時、ロズワールのせいでもありますが、ラムはこの対峙のあと死の淵を彷徨っています。
鬼化ラムVS暴食の大罪司教
バテンカイトスはラムの領域から逃亡した。
もう、ラムを喰らおうなんて暴挙は考えない。なりふり構わず、逃走を選ぶ。
勝てない。勝てない。あれには勝てない。
考えた通り、あれは怪物だった。時間を稼いだところで、より強くなって戻ってくるなんて規格外もいいところだ。
あれは、美食の皿にも悪食の皿にも載らない、そういう存在だった。
6章のプレアデス監視塔でのバテンカイトス戦。
暴食戦においては、ラムの一方的な展開で進みます。
鬼化したラムに勝てないと分かったバテンカイトスは、恐れをなし敵前逃亡してしまいます。千里眼で相手の動きを見極め、怪力で相手を捩じ伏せ、風刃を叩きつけます。結果、バテンカイトスは、ラムに触れることも叶わず。
この戦いでも、全盛期の5割ほどだそう。ツノがあったらラインハルトの下というのも頷けます。
ラムの鬼化ペナルティ!弱体化どころか瀕死状態に
しかし、最終切り札として何回か鬼化しています。
具体的には4章と6章で鬼化している模様。その際、相手によっては瀕死の状況になることも。マナの供給機関となっているツノがないラムは、鬼化してマナを膨大に消費することで、身体に大きな負担がかかります。
ラムの鬼化後の反動がやばい
戦いの高揚感。額の傷跡が疼き、痒みと痛みの狭間のような感覚を全身に送り込む。
折れた角。鬼の証。ラムの体のポテンシャルを全て発揮するには、角という器官が周囲から無尽蔵にマナを掻き集めることが必須だ。その角という器官を失ったラムの肉体は、その本来のスペックを十分の一ほども発揮できない。
こうして無理に肉体を酷使すれば、即座に反動が襲いかかってくるのはわかっていた。
ラムは鋭く息を吐き、額に力を集中した。
「……ぁ、ぐっ」
激痛。視界が真っ赤に染まり、血走る瞳の端から血の涙が溢れる。全身の筋肉が、骨が軋み、いくつもの筋が断裂する音を上げるのが聞こえた。
それらを全部無視して、奥歯が割れるほどに歯を噛みしめて地面を踏む。靴裏で大地が砕け、ラムの体がその瞬間、生命の限界を超えて稼働した。
ツノがない状況で鬼化すると、時間差で耐えがたい苦痛が襲ってくる様子。
しかも、ラムは神童と呼ばれたほど優れた能力を持つ鬼族。通常の鬼族よりも、鬼化した時のマナの消費量は半端ないと言えるでしょう。
ただ、章が進むにつれて鬼化する条件が簡単になっているような気もします。最初の鬼化は数秒で死にかけてましたが、6章ではレムを媒介に鬼化しており、数分間は鬼化しています。また、鬼化の反動も4章ほど酷くはないよう。その分、レムに負担がかかった様子ですが。
もしかしたら、今後はもう少し簡単な条件で鬼化できるようになるかもしれません。
「ラムの角は決して元には戻らない」という設定っぽい
では、ラムの角が何らかの形で治り、戦力としてエミリア陣営に参加することはあるのでしょうか。
原作者曰く、今後ラムが鬼族として完全復活することはないと言及。「ラムの角がファンタジー的な現象が起こって復活することは、ない」と言い切っています。
ちなみにラムのツノは、ロズワールがラムの杖に加工して持たせているそう。
まとめ
鬼化ラムは、作者曰く単純戦力でラインハルトの下とのことでした。
現在の鬼化は数秒〜数分しか保たないとはいえ、ロズワールでも致命傷を覚悟し、大罪司教が逃げ出すほど。戦況を好転させる程の力を持ち、ラム自身でさえも「ツノがなくて良かった」と思ってしまうほどの強さを誇ります。
章が進むにつれ、鬼化タイムが増え反動が少なくなっていることから、今後は鬼化条件が難しくなくなるかもしれません。
今後の展開が楽しみですね!